セイゴ

一色の海、街灯下にセイゴ集結。イシゴカイで数釣りできた夜

anglernote

一色の海へ夜釣りに出た日、狙いは最初から街灯だった

昨日の夜、一色の海に竿を出してきた。目的地は最初から決めていた。堤防沿いに並ぶ街灯の下だ。適当に竿を振って回るつもりはなかった。狙いを絞って、そこだけを丁寧に攻めるつもりで家を出た。

昼間の下見で目をつけた街灯の位置

実は前日の昼間、買い物のついでに堤防を歩いて下見をしていた。潮の色、常夜灯の高さ、灯りが水面にどこまで届いているか。昼間だと魚影は見えないけれど、光の当たり方だけは確認できる。何本か並んだ街灯の中で、一番海側に張り出していて、光が水面にべったり落ちている一本があった。ここだ、と直感的に思った。理屈というより、長年の勘みたいなものだった。

エサはイシゴカイ一択にした理由

エサはイシゴカイに絞った。他の選択肢もあったけれど、セイゴ狙いならこれが一番反応がいいというのが、これまでの経験から来る実感だった。動きが柔らかくて、水中でクネクネと自然に泳ぐような動き方をする。青虫よりも食いつきがいいと感じることが多い。針持ちも悪くないし、何より小魚が寄ってくる気配を感じやすい。迷う理由がなかった。

街灯の真下にキャストした瞬間、竿が止まらなくなった

下見通りの場所に立って、まずは街灯の真下めがけて第一投。着水した瞬間、水面がわずかに揺れたのが見えた。何かいる。そう思った直後、竿先がグンと引き込まれた。

最初のアタリで「セイゴだ」とわかった手応え

引きは強すぎず、でも弱くもない。ガツンと一撃で来るのではなく、コンコンと小刻みに竿先を叩いてから、じわっと持っていく感じ。この感触、久しぶりだったけれどすぐにわかった。セイゴだ。合わせを入れると、案の定、銀色の細身の魚体が水面で暴れた。手のひらに伝わる重みと暴れ方に、体が勝手に反応していた。この瞬間のためにここまで来たようなものだ。

明暗の境目を丁寧に探るキャストの角度

一匹釣れて確信した。狙うべきは光の真下ではなく、明るい部分と暗い部分の境目だった。街灯の光がくっきり水面を照らしている場所と、その外側の暗がりとの境界線。セイゴはそこに潜んで、光に寄ってくる小魚を待ち構えている。キャストの角度を少しずつ変えて、その境目のラインを探るように仕掛けを通す。真っ直ぐ投げるより、斜めに角度をつけて境界線をなぞるように引いてくると、明らかにアタリの数が増えた。

気づいたら30分で何匹も釣れていた、その理由を振り返る

夢中で竿を出しているうちに、気づけばかなりの数を釣り上げていた。時計を見て自分でも驚いた。こんなに短い時間で連発するとは思っていなかった。

同じ場所で連発した時の共通点

振り返ると、釣れた場所はほとんど同じ一角に集中していた。少し場所をずらして投げてもアタリは遠のく。逆に、最初に当たりが出たピンポイントに戻すと、また竿が絞られる。魚がその場所に留まって回遊しているというより、明暗の境目という「地形」そのものに集まってきているような感覚だった。場所を移動する意味があまりなかったのが印象的だった。

イシゴカイの動きと光に集まる小魚の関係

イシゴカイを水中に落とすと、しばらくは自力でウネウネと動く。その動きが、光に集まってきたプランクトンや小魚の動きに紛れるのか、セイゴがエサだと気づくまでの時間が短い気がした。街灯の光が小さな魚を呼び、その小魚を狙ってセイゴが集まり、そこにイシゴカイを送り込む。この一連の流れがうまく噛み合ったときに、あの短時間の数釣りが成立したんだと思う。

久しぶりの海釣りで、父に教わった「街灯理論」を思い出した

竿を仕舞いながら、ふと昔のことを思い出していた。子どもの頃、父に連れられて夜釣りに行ったとき、「魚は明かりに集まるんだ」とだけ教えられたことがある。あの頃は正直、ふーんとしか思っていなかった。

昔聞いた「魚は明かりに集まる」の意味がようやく腑に落ちた

今回、自分の手で竿を振って、境目を意識してキャストして、実際に結果が出たことで、あの一言の意味がようやく腑に落ちた気がする。言葉として知っているのと、実際に体で理解するのとでは全然違う。父が言っていたのはこういうことだったのか、と何十年も経ってから納得するのは、なんだか妙な気分だった。

社会人になって離れていた分、新鮮に感じたこと

社会人になってからしばらく釣りから遠ざかっていた時期があった。だからこそ、今回のように昔の知識が体の実感として蘇ってくると、余計に新鮮に感じる。同じ知識でも、久しぶりに触れると景色が変わって見える。忘れていたわけじゃないけれど、実際に使ってみて初めて「そういうことか」と腑に落ちる感覚は、離れていた時間があったからこそ味わえたものかもしれない。

一色の海で見えた、次に試したいポイントの探し方

一晩やってみて、次に繋がるヒントもいくつか見えてきた。

街灯の数だけポイントがあるという気づき

堤防沿いには街灯が何本も並んでいる。今回攻めたのはそのうちの一本だけだったけれど、他の街灯の下にも同じように魚が集まっている可能性は高い。街灯の数だけポイントがある、と考えると、一色の海はまだまだ攻めきれていない場所だらけだということになる。次に行くときは、複数の街灯を回って、それぞれの明暗の境目を比較してみたい。

次回はもう少し粒の大きいイシゴカイで挑戦したい

エサに関しても、次回試したいことがある。今回使ったイシゴカイでも十分な釣果は出たけれど、もう少し粒の大きいものを使ったらどうなるか気になっている。アピール力が上がる分、食いが良くなるのか、それとも警戒されてしまうのか。実際に試して比べてみないとわからない。次の一色行きが、今から楽しみになっている。

ABOUT ME
ゆっしゃん
ゆっしゃん
駆け出しブロガー
愛知県在住の釣り好きです。 子どもの頃から、海・川・池で餌釣りやルアー、フライなど、いろいろな釣りを楽しんできました。社会人になって一度離れましたが、大人になって釣りを再開しました。 ANGLER NOTEでは、釣行記録や釣具のこと、初心者の方にも役立つ情報を、自分の経験を交えながら発信していきます。
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