イカ釣り

福井の秋イカ狩りへ、堤防か筏かで迷いながら進める準備の記録

anglernote

餌釣り歴だけの私が、なぜ秋の福井でイカに挑もうと思ったか

釣り歴だけは長い。川ではブラックバスやニジマス、海に出ればグレやクロダイ、アジにセイゴ。餌を落として魚のアタリを待つ、あの静かな緊張感が好きで、社会人になって竿を持たない時期が続いても、心のどこかでずっと釣り場のことを考えていた。最近になってようやく再開できて、今は「次は何を釣ろうか」と地図とにらめっこする時間が増えている。

そんな中で目に留まったのがエギングだった。餌ではなく、エギという疑似餌でイカを誘う釣り。仕掛けを投げて、しゃくって、フォールさせて、また誘う。餌を「待つ」釣りしかしてこなかった私にとって、これは完全に別の筋肉を使う遊びに見えた。グレを狙うときの繊細なウキ釣りとも違うし、バスを追いかけたルアーの感覚とも少し違う。だからこそ惹かれた。知らないことに手を出すときの、あの落ち着かない高揚感である。

アジやグレを釣ってきた延長線で、エギングという未知に惹かれた理由

アジを釣っていると、たまに小さなイカのシルエットが足元を横切ることがあった。グレ釣りの合間、堤防の際でスミを吐いて逃げていく姿を見たこともある。餌釣り師にとってイカは「見えるのに釣れない獲物」だった。仕掛けが違いすぎるからだ。ただ、その存在感はずっと記憶に残っていて、今回本腰を入れてエギングを始めようと思った動機のひとつになっている。

「福井」「秋」というワードにたどり着いた検索の道のり

最初は「イカ釣り 初心者」くらいの雑な検索から始まった。そこから「秋イカ エギング 時期」「日本海側 エギング エリア」と絞り込んでいくうちに、福井という地名が何度も出てくることに気づいた。近すぎず遠すぎない距離感も含めて、これは行くしかないなと自分の中で決まっていった。ただし「福井のどこで」までは、まだ全然固まっていない。

堤防か筏か、決めきれないまま考え続けている迷い

準備を進めながら一番悩んでいるのが、堤防でやるか筏に乗るかという選択だ。これは装備にも心構えにも直結するので、いい加減に決められない。

足場・移動のしやすさで堤防に気持ちが傾く瞬間

堤防釣りは長年やってきたので、足場の感覚がある程度わかる。荷物を運ぶのも、竿を何本か並べるのも、慣れた動きでできる。エギングは移動しながらポイントを探る釣りだと聞くので、自分の足で歩いて狙いを変えられる堤防は、初挑戦の釣りには相性が良さそうに思える。夕まづめに歩き回って、反応のある場所を探す。そういう絵が頭に浮かぶと、堤防で十分じゃないかという気持ちになる。

筏という響きに惹かれる理由と、未経験だからこその不安

一方で「筏」という言葉の響きにも弱い。海の上に浮かんだ足場から糸を垂らすというシチュエーション自体、餌釣り時代にはほとんど縁がなかった。渡船で渡って、一日その場に留まって釣る。堤防のように歩き回れない代わりに、深場や潮通しの良いポイントを最初から狙えるらしいという話も聞く。ただ、船に乗ること自体、揺れる足場に立つこと自体が未経験で、正直不安の方が大きい。忘れ物をしたら取りに戻れない、という緊張感も含めて未知数だ。

結局まだ決めていない、その理由を正直に書く

結論から言うと、まだ決めていない。堤防の気安さも捨てがたいし、筏の本気度にも惹かれる。この記事を書いている時点でも心が揺れている。ただ、どちらに転んでも対応できるように準備は両にらみで進めている。装備さえ整えておけば、当日の海況や気分で選べる余地を残しておきたいというのが、今の正直な気持ちだ。

餌釣り仕様の道具箱を、エギング用に見直してみた

道具箱の中身は、グレ釣り用のウキやハリス、アジ用の小物でぎっしりだった。ここにエギング用の装備を足していく作業は、思っていた以上に頭を使う。

今持っているロッド・リールで代用できるのか調べた記録

真っ先に調べたのは、今あるロッドとリールで代用できるかどうかだった。結論としては、専用のエギングロッドとは調子が違いすぎて、しゃくりの操作性にかなり差が出るらしいということがわかってきた。餌釣り用の柔らかい先調子のロッドでは、エギを鋭くしゃくる動きが伝えにくい。リールもライントラブルの起きやすさが違うようで、無理に流用するより最低限のエギングタックルは揃えたほうが良さそうだと判断した。ここは見栄を張らず、初期投資として割り切ることにした。

エギ選びで迷った色とサイズ、初心者なりの選び方の試行錯誤

釣具店のエギ売り場に立つと、色の種類の多さに軽く圧倒された。オレンジ系、ピンク系、地味な茶系、キラキラのラメ入り。サイズも号数で細かく分かれている。最初は「とりあえず定番と言われる色を何色か揃える」という、身も蓋もない選び方に落ち着いた。餌釣りなら現場で餌を替えれば済むが、エギは色とサイズの組み合わせそのものが仕掛けの個性になる。この違いに、これまでの釣りとは頭の使い方が違うことを実感した。

ライフジャケットや滑り止めなど、今回新たに揃えたもの

堤防か筏か決まっていないぶん、両方に対応できる装備を意識して揃えている。ライフジャケットは特に、堤防釣行でも着用を心がけてきたが、筏に乗る可能性がある以上さらに気を抜けない。滑り止めのついた靴も新調した。濡れた足場での一歩の重みは、餌釣りの堤防歩きでも何度か痛感してきたことなので、ここへの投資は惜しまないようにしている。

秋のイカ、時期や条件をどう情報収集したか

道具と同じくらい悩んだのが情報収集だった。ネットにはいろんな声があふれていて、どれを信じればいいのか最初は戸惑った。

SNSや釣具店の話を鵜呑みにせず、複数の情報を比べてみた過程

SNSで見かける「今が最盛期」という投稿は、いつ見ても最盛期と書いてある気がしてくる。釣具店のスタッフに聞いた話も、当然その店の商圏の話が中心になる。だから一つの情報源だけを信じるのではなく、複数の投稿や解説記事を横に並べて、共通して言われている大枠だけを拾うようにした。個別の「爆釣した」という話は参考程度にとどめている。

「行けば釣れる」と思わないために意識していること

餌釣りをずっとやってきて痛感しているのは、条件が揃わなければ魚は釣れないということだ。イカも同じだろうと思っている。だから「秋の福井に行けばイカが釣れる」というような単純な期待は、あえて自分の中で崩すようにしている。行く日の天候や潮、時間帯によって結果は大きく変わるはずで、今回は釣果よりもまず「エギングという釣り方を体験する」ことを目的に据えている。そう決めておくと、気持ちが少し楽になる。

出発前に必ず確認しておきたいこと

準備を進めるほど、当日直前に確認すべきことの多さに気づかされる。ここは餌釣りの延長線上ではなく、初めての釣り方・初めての土地ということで、慎重になっている部分だ。

堤防・筏それぞれで最新のルールや立入情報を当日近くに確認する予定

堤防にしても筏にしても、立入りできるかどうか、駐車できる場所があるかどうかは、時期や管理状況によって変わることがあると聞く。ここはネットの古い情報を鵜呑みにせず、出発が近づいたタイミングで自分の目と足で確認し直すつもりでいる。渡船を使うなら予約や利用条件の確認も必須になるだろう。行く直前まで気を抜かない、という当たり前のことを自分に言い聞かせている。

天候・海況・潮回りをどう当日判断するつもりか

餌釣りの頃から、風向きと潮回りにはずっと気を配ってきた。強風の日にグレ釣りに出て、仕掛けがまったく思った場所に入らず苦労したこともある。エギングでも同じで、風が強ければエギの操作性は大きく落ちるはずだし、潮が動かなければイカの活性にも影響するだろう。当日は天気予報だけでなく、風速や波の高さ、潮汐表まで見比べて、無理をしないラインを自分の中に引いておくつもりだ。行けば何とかなる、とは思わないようにしている。

準備をしながら今、楽しみにしていること

道具を揃え、情報を集め、堤防か筏かでまだ迷い続けている。それでも準備の時間そのものが、素直に楽しい。

父や祖父と竿を振った頃を思い出しながら、新しい釣りに挑む気持ち

子どもの頃、父や祖父に連れられて川や海に通っていた記憶が、道具箱を整理していると自然と蘇ってくる。あの頃は餌を垂らして待つだけで十分に楽しかった。今回のエギングは、あの頃には知らなかった釣り方に、大人になってから自分の意思で挑む形になる。同じ「釣り」というくくりでも、まったく違う扉を開けるような感覚があって、それが今の準備を楽しくしている。

結果よりも「初めてのエギング」を味わうために決めていること

釣れるか釣れないかは、正直行ってみないとわからない。だからこそ今回は、釣果を第一目標にしないと決めている。堤防か筏か、その日の海を見てから決めてもいい。エギの色を悩みながら選ぶ時間も、しゃくり方がぎこちなくて苦笑いする瞬間も、全部含めて「初めてのエギング」として味わい尽くすつもりでいる。準備の記録はここでいったん区切るが、実際に福井の海に立った日のことは、また改めて書きたいと思っている。

ABOUT ME
ゆっしゃん
ゆっしゃん
駆け出しブロガー
愛知県在住の釣り好きです。 子どもの頃から、海・川・池で餌釣りやルアー、フライなど、いろいろな釣りを楽しんできました。社会人になって一度離れましたが、大人になって釣りを再開しました。 ANGLER NOTEでは、釣行記録や釣具のこと、初心者の方にも役立つ情報を、自分の経験を交えながら発信していきます。
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